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糖尿病関連腎臓病(DKD)と尿中L-FABPに関する最新知見

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No.79/2026年7月配信号

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※このメールマガジンは、過去にシミックホールディングス株式会社L-FABP事業部と名刺交換をさせていただいた皆様、サイトにアクセスし資料請求いただいた皆様へお届けしております。


腎疾患 最近の話題

糖尿病関連腎臓病(DKD)と尿中L-FABPに関する最新知見

1.これまでの知見

糖尿病関連腎臓病(DKD)では、従来重視されてきた糸球体障害に加え、早期からの尿細管間質障害、そして腎虚血や酸化ストレスがその病態進展に深く関与することが明らかになっています。

L-FABPは腎臓において近位尿細管上皮細胞に発現し、腎虚血・低酸素状態・酸化ストレスに応答して尿中に排泄されます。糖尿病関連腎臓病では、尿中L-FABPは正常アルブミン尿期から上昇し、病期の進行に伴って増加することが報告されています。また将来的な腎症進行の予測因子であり、早期に尿細管間質障害リスクを捉える可能性が示されています。

(文献1〜4)

2.治療介入におけるモニタリングマーカーとしての有用性

尿中L-FABPは、治療介入効果を評価する指標としての有用性も報告されています。ACE阻害薬やARBの投与により尿中L-FABPが低下することが示されているほか、DPP-4阻害薬やSGLT2阻害薬による治療後にも有意な低下が認められています。さらに、運動療法や生活習慣改善との関連についても検討が進められており、腎保護効果を反映するモニタリング指標としての活用が期待されています。

(文献5〜12)

3.最近の知見

近年の研究では、eGFRが保たれた正常アルブミン尿の2型糖尿病患者において、尿中L-FABP高値と関連する因子として、収縮期血圧およびHbA1cの高値が報告されています。このような患者群では、尿中L-FABP測定による早期のリスク層別化が特に有用であると考えられます。

また、eGFRが正常範囲内にある糖尿病・高血圧患者において、尿中L-FABPが将来的に腎機能低下速度の速い「Rapid Decliner」を予測する指標となることが報告されています。尿中L-FABPは尿細管障害を反映するため、糸球体障害を中心とした従来の指標とは異なる病態情報を提供し、eGFRのみでは捉えにくい将来的な腎機能低下リスクを早期に可視化できる可能性があります。

(文献13〜14)

まとめ

尿中L-FABPは、糖尿病関連腎臓病における尿細管障害や腎虚血、酸化ストレスを反映するバイオマーカーとして注目されています。近年では、腎機能が保たれている早期段階から進行リスクを層別化できる可能性が示されており、早期介入が求められる患者の選別や治療効果のモニタリングに有用であると考えられています。今後、糖尿病関連腎臓病の進行抑制に向けた個別化医療や早期介入戦略の最適化に寄与することが期待されます。

論文の詳細はこちら

文献1〜4:糖尿病と関連する代表的な論文
1〜3:Webサイト内文献番号 40、44、60
4:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23378622/

文献5〜12:治療介入などに関するピックアップ論文
5〜11:Webサイト内文献番号 33、129、138、179、205、257、258
12:Webサイト内Newsletter 11

文献13〜14:最近のピックアップ論文
13:Webサイト内文献番号 119
14:Webサイト内Newsletter 26

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L-FABP 展示会・講演会情報

今後開催される、L-FABP 展示会・講演会情報です。

【企業展示】

▼第18回日本獣医腎泌尿器学会学術集会・総会
会期:2026年8月22日(土)・23日(日)※展示は23日のみ
会場:ベルサール飯田橋ファースト
▼第169回日本獣医学会学術集会
会期:2026年9月8日(火)〜11日(金)
会場:日本獣医生命科学大学
▼第37回日本急性血液浄化学会
会期:2026年9月12日(土)・13日(日)
会場:SAGAアリーナ

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お知らせ

2026.7 関連文献を更新いたしました。

関連文献を追加いたしました。 ・関連文献 https://fabp.jp/research

2026.7 展示会情報を更新いたしました。

展示会情報を更新いたしました。ぜひご確認ください。 ・展示会情報 http://fabp.jp/meeting

2026.4 関連文献を更新いたしました。

関連文献を追加いたしました。 ・関連文献 http://fabp.jp/research
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