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熱中症と尿中L-FABP//AIで腎組織の損傷を定量し予後を予測 eGFRと高く相関

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腎疾患診断用バイオマーカー L-FABP情報サイト
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No.71/2025年3月配信号[医療者向け]
https://fabp.jp/?utm_source=mailmagazine&utm_campaign=2503
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皆さまこんにちは。
「腎疾患診断用バイオマーカー L-FABP情報サイト メールマガジン」No.71をお届けします。

※このメールマガジンは、過去にシミックホールディングス株式会社L-FABP 事業部 と名刺交換をさせていただいた皆様、サイトにアクセスし資料請求いただいた皆様へお届けしております。

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■目次
□L-FABP関連文献ピックアップ
□腎疾患 最近の話題
□L-FABP展示会・講演会情報
□編集後記
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■L-FABP関連文献ピックアップ■
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▼「熱中症患者における尿中・血中バイオマーカー測定による病態把握」を目的とした、国内10施設による多施設前向き観察研究J-HEAT Study*のうち、尿中L-FABPに関する論文が報告されました!

*<J-HEAT Studyについて>
第47回 日本集中治療医学会 学術集会 ランチョンセミナー記録集
救急・集中治療領域におけるバイオマーカーの有用性と今後の展望
https://fabp.jp/share/pdf/20200924_leaflet.pdf

【文献番号:240】
The feasibility of point-of-care testing for initial urinary liver fatty acid-binding protein to estimate severity in severe heatstroke. Sci Rep. 2025.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39939813/
【論文要約】
近年の地球温暖化に伴い熱中症患者数の増加が懸念されている。特に重症の熱中症患者を見逃さないためにはその重症度の迅速な評価が不可欠であり、適切なタイミングでの治療介入と患者の転帰の改善が求められる。本試験では78例の重症熱中症患者を対象とし、腎虚血性機能障害を反映する尿中L-FABPのPOCTを用いた、国内10施設の多施設前向きコホート試験を実施した。
まず尿中L-FABPの定量測定値を用いた解析から脈拍数と乳酸値との有意な正の相関が認められ、3ヵ月後の長期予後予測において臨床状態の客観的な指標である初期のバイタルサインよりも尿中L-FABP定量値は優れたAUC値を示した。尿中L-FABPのPOCT評価結果は、この定量測定値と濃度依存的かつ有意な関係性が示された。
尿中L-FABPのPOCTによる評価結果は、初期のSOFAスコアなどの高い患者ほど高く、尿中L-FABP陽性患者は陰性患者と比較して退院時の転帰が有意に不良であった。これらの結果から、低侵襲バイオマーカーである尿中L-FABPのPOCTは、熱中症患者の病態生理的な重症度に基づき、血液検査などのアクセスが難しい現場での早期のトリアージと治療介入の指標として役立つ可能性がある。

その他の論文情報はこちら>>
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■腎疾患 最近の話題■
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▼AIで腎組織の損傷を定量し予後を予測 eGFRと高く相関(2025年1月21日)

東北大学は、腎組織の病理画像で、主要組織の領域分類と細胞核の検出を高精度に行うAI(人工知能)を開発し、腎組織での間質の繊維化と炎症性細胞浸潤の自動定量を可能にしたと発表した。
自動定量された間質の繊維化と炎症性細胞浸潤のスコアは、腎機能を示すeGFR(推算糸球体濾過率)と高く相関し、予後予測にも有効であることを明らかにした。

詳細はこちら>>
https://dm-rg.net/news/383222fe-5cf5-4f5d-9235-f8a118193544?utm_source=mailmagazine&utm_campaign=2503 

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■L-FABP 展示会・講演会情報■
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今後開催される、L-FABP 展示会・講演会情報です。

▼第39回日本Shock学会学術集会
【スポンサードセミナー】
会期:2025年5月23日(金)~5月24日(土)
会場:グランドヒル市ヶ谷(防衛省市ヶ谷会館)

▼第68回日本糖尿病学会年次学術集会
【企業展示】
会期:2025年5月29日(木)~31日(土)
会場:ホテルグランヴィア岡山、岡山コンベンションセンター他
ブース番号:25(岡山コンベンションセンター1F)

その他学会・展示会情報はこちら>>
https://fabp.jp/meeting/?utm_source=mailmagazine&utm_campaign=2503

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■編集後記■
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メールマガジンをご愛読くださり誠にありがとうございます。
とある日の朝、住まいの建物から出てビックリ・・なんと綿菓子をちぎったような大ぶりの雪が嵐のように舞い降っているではありませんか。人通りの少ない歩道はすでに数センチの雪が積もっていて、もう3月も中旬を過ぎたというのになんということだ・・と思いつつ駅へと歩を進めたのでした。ですが薄桃色に咲く花もちらほら見うけられ確かな春の兆しも感じる今日この頃、寒暖定まらぬ日が続いていますが皆様もお体崩しませんようお過ごしください。(奥田)

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最後まで「腎疾患診断用バイオマーカー L-FABP情報サイト メールマガジン」をお読みいただき、誠にありがとうございました
「腎疾患診断用バイオマーカー L-FABP情報サイト」にも、たくさんの情報をご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
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お知らせ

2025.3 関連文献を更新いたしました。

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2025.2 関連文献、展示会・講演会情報を更新いたしました。

関連文献を追加いたしました。併せて、展示会・講演会情報を更新いたしました。ぜひご確認ください。 ・関連文献 https://fabp.jp/research ・展示会情報 https://fabp.jp/meeting

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