CKDが進行するとどうなるの?
- CKDが進行すると末期腎不全となり、人工透析や腎移植が必要になる可能性があります。
- CKDが進行すると心筋梗塞、脳卒中などの心血管イベント発症のリスクが増加します。
つまり、CKDを進行させない為の管理・合併症の予防が必要です。
早期発見、早期治療を心がけましょう。
国内外で認められた注目の腎機能検査
L-FABPは日本腎臓学会のCKD診療ガイドライン2013」において、CKDの予後の指標として有望な尿中バイオマーカーである可能性が示されました。
また、近年CKDの危険因子として急性腎障害(AKI)が注目されており、AKIのバイオマーカーがCKDのバイオマーカーとなる可能性も上記のガイドラインで指摘されています。
L-FABPは、腎疾患領域の国際ガイドライン「KDIGO AKI guideline 2012」において、日本の厚生労働省の承認を取得した診断指標として、急性尿細管壊死、敗血症、心臓手術、造影剤による腎毒性などを原因とするAKIにおける有用性についても掲載されています。 このように、尿中L-FABPは、慢性期のみならず急性期の腎疾患についても広く国内外で認められた診断指標です。
監修:木村 健二郎 先生
独立行政法人 地域医療機能推進機構 東京高輪病院 院長